2008年06月05日

doskey

doskey [外部コマンド:doskey.com(exe)]

 ▼ 機能

 コマンドラインの編集やコマンドの再呼び出し、それにマクロの作成をするコマンドです。一言でいうなら、コマンドの入力補助みたいなもので、MS-DOS全盛時代の便利ツール(DOSシェル拡張ツール)である、「KI-Shell」の機能が取り込まれた感じと思っていただくとイメージしやすいと思います。
 DOSコマンドは、一言一句間違えずに入力しないとエラーになります。しかも打ち間違えに後から気づいても、「BackSpaceキー」で間違えのところまで戻ると、今まで打っていたコマンドも一緒に消えてしまいます。強制上書きモードというべき、後戻りできない上に融通の効かないのが従来のDOSの性質です。
 ※WIN MEでは、DOSKEY.COMですが、WIN XPでは、DOSKEY.EXEになっていました。使い勝手も、XPのほうが進化しているように思いました。

 ヒストリー機能

 ↑↓(上下カーソル)で表示されるのは、WIN XPでは、コマンド部分だけです。例えば、「doskey /Insert」と打ったら、「doskey」だけが表示されます。WIN MEでは、打ち込んだコマンドすべてが表示されてました。
 「F7」を押すと、WIN MEの場合は、単に履歴を表示するだけですが、WIN XPでは別ウィンドウで一覧が開き、そこでコマンドを選べるようになっているので、使いやすく機能が進化しています。「doskey /Insert」と打ち込んだコマンドすべてが表示されるので、長いコマンドをもう一回使いたいときとか、便利です。WIN MEの場合は表示しかされないので、「F9」で行番号指定画面を出して、一覧で表示された左側の履歴番号を押せば実行できます。
 「F8」は、WIN ME/XPともに、順々に打ち込んだコマンドすべてが表示されるので、それでもう一回実行したいコマンドを選んでもいいでしょう。

 補足:挿入モードと上書きモードの見分け方

 「doskey /Insert」と打って挿入モード、「doskey /overstrike」と打って挿入モードにかわります。カーソル表示に変化はありません。知っているとは思いますが、この上書き・挿入モードの切替は、「Insertキー」を押しても可能です。この場合、カーソル表示に変化がおきます。細い下線(いつもみてるやつ)のカーソルが挿入モード、白くて四角いカーソルになると上書きモードの印です。
 切替に二つ方法があるのは、変更モードが一時的か否かという違いにあります。「Insertキー」の切替は一時的なもので、コマンドが入力し終わると(「Enter」で確定後)元の設定に戻ってしまいます。でも、「doskey /Insert」「doskey /overstrike」と打ってモードを変えることにより、そのDOS窓が開いている間は、その選択したモードが続きます。

 ▼ スイッチ

  • WIN ME:
    • /BUFSIZE:サイズ(マクロとコマンド履歴バッファのサイズを設定(規定値:512)) 
    • /ECHO:オン|オフ(マクロ展開のエコーバック機能を設定・解除(規定値:オン))
    • /FILE:ファイル(マクロの一覧を含むファイルを指定)
    • /HISTRY(目盛りに記憶されているコマンドをすべて表示)
    • /INSERT(入力した文字列が古い文字列に挿入される)
    • /KEYSIZE:サイズ(キーボードバッファのサイズ指定(規定値:15))
    • /LINE:サイズ(行編集バッファの最大値を設定(規定値:128))
    • /MACROS(DOSKEYマクロを表示)
    • /OVERSTRIKE(入力した文字列を上書き(規定値))
    • /REINSTALL(DOSKEYの新しいコピーを組み込み)
    • マクロ名(作成するマクロの名前を指定)
    • 文字列(登録するコマンドを指定)
  • WIN XP(コマンド):
    • /REINSTALL /HISTRY /INSERT /OVERSTRIKE マクロ名 テキスト(文字列)
    • /LISTSIZE=サイズ(コマンド履歴バッファのサイズを指定)
    • /MACROS(すべてのDOSKEYマクロを表示)
    • /MACROS:ALL(DOSKEYマクロを含むすべての実行可能ファイルのすべてのDOSKEYマクロを表示)
    • /MACROS:実行ファイル名(指定した実行可能ファイルのすべてのDOSKEYマクロを表示)
    • /EXENAME=実行ファイル名(実行可能ファイルを指定)
    • /MACROFILE=ファイル名(作成するマクロファイル名を指定)

 ▼ キー操作(ME/XP共通)

  • ↑↓(上下カーソル):コマンドの再呼び出し(ヒストリ(履歴)機能)←おすすめ機能!
  • 「ESCキー」:コマンドラインの取消(クリア)
  • 「F1」:直前に打ったコマンドを、1文字ずつ複写
  • 「F2」:(よくわからないけど、何かあるみたい (^ ^;) )
  • 「F3」:テンプレート内のすべての文字を複写
  • 「F4」:(よくわからないけど、何かあるみたい (^ ^;) )
  • 「F5」:現在のコマンドをテンプレートに記憶して、コマンド行はクリア
  • 「F6」:EOF(Ctrl+Z)文字を入力 (「^Z」のことだ)
  • 「F7」:コマンド履歴の表示(ずらっと一覧表示)
  • 「Alt」+「F7」:コマンド履歴のクリア
  • F8:コマンド履歴の検索(順々に履歴を表示)
  • 「F9」:数字でコマンドを指定
  • 「Alt」+「F10」:マクロ定義のクリア
※他にも、マクロ定義で指定する特殊コードとかがあります。詳しくは、「doskey /?」など、ヘルプをご覧ください。

 ▼ 書式

  • WIN ME:doskey [</スイッチ> ... ] [ <マクロ名>=[<文字列>]]
  • WIN XP(コマンド):doskey [/REINSTALL][/LISTSIZE=<サイズ>][/MACROS[:ALL|:<実行ファイル名>]][/HISTORY][/INSERT][/OVERSTRIKE][/EXENAME=<実行ファイル名>] [/MACROFILE=<ファイル名>][ <マクロ名>=[<テキスト>]]

使用例

DOSKEYの組み込み
c:\Windows>doskey
 これで、DOSKEY機能が使えます。一度組み込んだら、勝手にずっと組み込まれてました。……って、はじめっから、組み込まれてたっけ? あれ? あれ? 覚えてない。(^ ^;)
posted by まき at 22:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | MS-DOSコマンド リファレンス | この記事へのリンク ブックマークに追加する
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