はじめに
パソコンでトラブルで一番怖いのは「データ消失」です。パソコンは電子的にデータを加工しているので、突然、画面が固まって「うんともすんとも」いわなくなり、仕方なく電源を落としたりすると、当然、データは消失します。この「うんともすんともいわず、反応しない」状態のことを、「フリーズ」といいます。他にも「ハングアップした」とか、「落ちた」、「固まった」とか、いうんですね。どれも、同じ現象をさしています。フリーズについて
Windowsの宿命です。95系OSはフリーズを頻繁に起こします。NT系は比較的少ないですが(あるソフトがフリーズしても、他のソフトは影響を受けにくくなったので)――ハードに負担をかけるような使い方をすると当然起こります。フリーズが起こるような使い方をするとパソコン寿命を短くするので、使い方を見直したほうがいいと思います。→ 原因(リソース不足)/処置(再起動)/対策(リソース確保)
もっと詳しい説明が必要な方は、参考にした「Windows.FAQ」の記事をお読みください。
原因
▼ パソコンが動く環境が苛酷だった
メモリが少ない・ハードディスクの空き容量が少ないなど、パソコンが動いていく上で必要なスペースが足りなく、パソコンが働くのに必要な作業領域がなかなかとれない――詳しくいうと、「リソース」の確保が足りないことが原因です。アプリケーションソフトを使うには、リソース(動作に必要な作業領域)が必要なんですが、複数のアプリケーションを同時に使用したりすると、極端にリソースが足りなくなることがあります。リソース不足でまちがいやすいのが、メモリ自体は空き容量が残っていてもフリーズすることがあるということ。OSの動作に必要なメモリ領域のことを「システムリソース」といいますが、いくらメモリの空容量がたくさんあっても、「システムリソース」の空きがなくなると、それ以上ソフトは動かせなくなるのでご注意ください。
※Windows 95系OSでフリーズが宿命だったのは、システムリソースの制限があったからです。しかし、Windows XPになり、個人向けのOSでもNTカーネルを採用したことにより、システムリソースの制限は事実上消滅しました。このため、WIN XPだと、フリーズが嘘のように少なくなったわけです。でも、メモリ残量を気にしないで使っていれば、XPでもフリーズは起こします。
ソフトによっては、大量にシステムリソースを使うソフトもあり、そういうソフトを使うと、パソコンの動作が不安定になってフリーズを誘発しますので、「このソフトを使うといつもフリーズを起こすな」というソフトがあったら要注意です。その場合は、マルチタスクでの使用は避けたほうが無難ですね。特に、グラフィック系のソフトにはその傾向がみられます。
処置
▼ 暴走プログラムを終了させる or 再起動(リセット)
あわてずに、次の作業を試みてください。フリーズ初期(1の処置)〜フリーズ末期(3の処置)の順に試してみてください。いきなり、3の電源を落とすをやっちゃう……みたいな乱暴なことは絶対やめてください。パソコン、壊れますから。(^ ^;) で……そして、パソコンが動くようになったら、下記の「対策」に沿って、フリーズ再発防止に対処していただければと思います。1.プログラムの強制終了(Ctrl+Alt+Delete)を試みる。
これで、「応答がない(暴走した)プログラム」が、うまく終了できればOKです。 まだ保存してないデータとかがあれば保存をして、再起動(リセット)したほうが安心です。このままだとまたすぐフリーズを起こすときもあるので。(^ ^;) 95系だと、「Msgsrv32」がよく暴走して、フリーズを誘発します。- WIN ME:「プログラムの強制終了」→応答なしと書いてあるアプリケーションを「終了」
- WIN XP:「Windows タスクマネージャー」→[アプリケーション]の「タスクの終了」で指定
2.リセットをかけてみる。
これで、うまくリセットできて、再起動したときに誤動作していなければ心配ありません。- WIN ME:リセット((Ctrl+Alt+Delete)を二度行う)
- WIN XP:「スタート」→「終了」→「リセット」を選ぶ。「Alt+F4」→「リセット」のほうが早いけどね。
3.強制的に電源を落とす。
パソコンが固まると、リセットも利かなくなる可能性もあります。そのときは、パソコン付属のマニュアル通りに、強制的に電源を落としてください。ただし、アクセスランプがついてる状態で、主電源は切らないで下さい。ランプが消えたら、切る、が安全です。アクセスしてる最中に電源を落とすと、ハードディスクのクラッシュ(壊れる)を招くおそれがあります。(だいたい、主電源を押し続けるタイプが多いかな? 方法はメーカーや型式によって異なります)
※なお、電源を入れ直すときは、最低でも5秒以上待ってから電源をオンにしてください。メーカーによっては10秒以上以上というところもあります。あんまり連続でオン/オフを続けると確実にパソコンを壊します。気をつけましょう。
対策
1.リソースの確保
リソース不足を防ぐには、使わないソフトや常駐ソフトを終了させるクセをつけるのがいいでしょう。 常駐ソフトとは……画面右下に、いくつかアイコンが出てますよね? この場所のことを「タスクトレー」といいますが、これは “パソコンの起動と同時にプログラムも起動し、いつでも使える状態になってるソフト” を表示しています。いつでも使える状態=メモリの上で展開されているプログラムということです。メモリの容量には限りがあります。パソコンは作業するためにメモリにいちいち展開しないと何もできない仕組みなので、その限りあるメモリに、いつもでーんと常駐してるソフトが多かったら、すぐにリソースが不足するとかシステムが不安定になる……というのは、容易に想像できる現象です。ただ常駐ソフトも便利なんですよね、すぐ動いて。だから邪魔だ邪魔だと邪険には扱わないでほしいですけど……。
■リソースの確認方法 |
○ 一時的なリソースの確保
常駐ソフトの終了方法は、画面右下のタスクトレーのところに出てるアイコンをかったっぱしから終了させる(アイコンにマウスをあてて右クリックすると、「終了」とか「閉じる」とかありますから、それを選んでください)ことです。ま、再起動するというのも手ですけどね。フリーズのあとは、再起動させたほうが無難です。※ソフトの中には終了させてもリソースを解放しないものもあるので、そういう場合は再起動させてください。そうすれば領域を開放します。(これは、リソース確保のため、使っていないソフトを終了させたけど、リソースが確保されていない気がする……というときのチェック点ですね)
○ 本格的なリソースの確保
常駐ソフトが悪さをしているので、必要ないと思われるソフトの「スタートアップ登録」を解除してください。これだけでもかなり効果があります。■スタートアップ登録の解除方法
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2.環境の見直し(ソフト・設定面)
メモリ環境を含め、フリーズを起こしやすい環境というものがあります。とりあえず「快適に使うには」 を読んで、フリーズを起こさない環境が整っているかを確認ください。 手軽にできるのは、「デスクトップ」にあるアイコン数を減らす・壁紙をなくす・スクリーンセーバーを見直す(3Dを使ってるときは、やめましょう (^ ^;) )なんかも効果的です。メモリ管理ツールソフトを使うのもおすすめ。なお、メモリ以外でも、同じ意味で、ハードディスクの残り容量が少ない場合も動作が不安定になります。具体的には、Windows は、Cドライブの一部を作業領域として使って動くので、ハードディスクの1割位は空き容量として残しておかないと、まずいと思います。
3.環境の見直し(ハード面)
CPUは熱に弱いです。温度が高くなると動作が不安的になり、フリーズなどを誘発することがあります。いわゆる「熱暴走」というやつです。熱が冷めれば問題ないんですが(電源落とせば、絶対、冷める (^ ^;))、たびたびこんなことが起こるとパソコン寿命にかかわります。しかも、今の高性能パソコンは、CPU以外の部品も熱を発して調子が悪くなったりするので、特に気をつけましょう。具体的には、長時間使用をやめる、夏場なら部屋のクーラーをつけて周囲の温度を冷やす、ノートパソコンは特に熱暴走を起こしやすいので、ノートを置く場所は、熱を逃がしやすいような環境を作る……とか、いろいろ。冷却ファンがあるのに、その噴出し口にモノを置いてふさいでいたとか、埃がたまっていたとか……そういうこともあるので、熱がこもらないようにしてあげてください。