はじめに
MS-DOSに関する知識は、今となっては不要の知識になりつつあります。が、コマンドラインからの活用はまだまだ重要です。パソコンがエラーを起こしたときやちょっと便利に使いたいときなど、「いざ」というときに威力を発揮しますので、覚えておいて損はないです。(=^^=)vスクリプトの作成など、活用方法はいろいろあるんですが、ここで最低限知ってほしい「トラブル対処に役立つこと(用語とかコマンド操作とか)」を説明します。
WindowsとMS-DOSの関係
■ 95系(95→98→ME)OSの場合
もともとMS-DOSから出発したOSなので、MS-DOS との関係も深いんですが……やはり進化するにしたがって、関係は浅くなっていきました。Windows 95 より、Windows 98 のほうが MS-DOS との関わりは浅くなり、Windows ME にいたってはDOSとは決裂した、といっても過言ではありません。その証拠に、WIN 95・98 では、「MS-DOSで再起動(従来の16ビットMS-DOS)」ができました。(「スタート」→「Windowsの終了」→「MS-DOSで再起動」)。しかし、WIN ME ではこのモードがありません。一応、MS-DOS はフォローしてるんですが、処理の高速化のために32ビット化されたMS-DOSなんです。生DOSが必要なときは、起動ディスクを使うしか手がありません。(^ ^;)
⇒ 詳しくは、参考にした「Winows.FAQ:「wmeDOS サポート」」の記事をお読みください。
< DOSアプリケーションについて >
Windows で MS-DOS のソフトを起動させたい場合は、「PIFファイル」が必要になります。これは、Windows から MS-DOS のソフトを実行するときに必要な設定情報(プロパティ)が記述されたファイルです。MS-DOS時代、実行可能なファイルといえば、拡張子が「 .COM」「.EXE」「.BAT」 でしたが、Windowsでは、更に「.PIF」 が追加されます。……とはいえ、昔もっていた MS-DOS アプリケーションを実行させようと思ったら、「.pif」設定をしっかりやれば WIN 95 なら動くと思いますが(もし動かなくても、一度「MS-DOSで再起動」させればだいたい動く)、どんどんDOSと決裂しているので、OSのバージョンがあがると正しく動かなくなると思われます。なので、一昔前のMS-DOSアプリを動かしたいときは、エミュレータを使うのがいいかも。
▼ PIF(Program Information File)
Windows 3.1は、「PIFエディタ」で編集可能。Windows 95以降は、そのPIFファイルを選んで右クリック→「プロパティ」で編集可能です。具体的に、「必要な設定の情報」というと、起動時のパス・表示状況・利用するメモリ(メインメモリ・EMSメモリ・XMSメモリ)なんかが必須です。PIFファイルで起動の環境を参照し、指定されたMS-DOSソフトが適切に実行できる環境を整える――そうしないと、Windows の状態で、MS-DOS のソフトを起動させることはできないというわけです。Windows が動く環境と、MS-DOS が動く環境が、ちょっとちがうので。ま、なかには、一度 MS-DOS の状態で再起動しないと正常に動作しないという、MS-DOS ソフトもあるので、そのソフトによりけりですが。
ただこれは、けっこう MS-DOS の知識を必要とします。コマンドパラメータやらメモリの配分をしないといけないので。でも、デフォルトで「_DEFAULT.PIF」「DOSPRMPT.PIF」というのが標準装備されているので、これらを適当にいじってれば、起動させることくらいはできるでしょうから、うだうだ考えるなら、使って覚えたほうが上達は早いでしょう。(^ ^;) ――といっても、Windows 3.1 なら、ですが。
■ NT系(NT→2000→XP)OSの場合
NT系も、32ビット化されたMS-DOS を Windows 内部に取り込んでいるそうです。WIN XPでは、コマンドラインの強化をしたそうで、多くのコマンドが追加/拡張されています。ただこれはあくまで、「Win32コマンドコンソール」で、従来のDOSとはちょっと違うので、そこのところだけご注意ください。- Win32コマンドコンソール:「C:\Windows\system32\cmd.exe」
- MS-DOSのDOSプロンプト:「C:\Windows\system32\command.com」
⇒ 詳しくは、参考にしたサイトの記事をお読みください。
- NT系OSのDOSプロンプト:「Winows.FAQ」
- XPのコマンドライン強化:「「@IT」ホームページ "WindowsXPの正体:強化されたコマンドライン・ツール(前編)"」
ユーザーインターフェース(UI) に続く→